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焼額山登山と神秘的な稚児池|長野県

更新日:2022年12月16日




2020年8月23日。

長野県奥志賀高原2日目は焼額山(やけびたいやま)に登る予定で、朝食の時にホテルの方に見どころを聞いてみました。


すると、「頂上にある「稚児池」にはぜひ行って来てください。 冬は雪に埋もれてしまって見えないので、池を見れるのは今の時期だけなんです。」

とのことでした。



稚児池まで行く予定にしていましたが、そのお話を伺ってさらに楽しみになりました(^^♪


志賀高原は、自然が豊かに残されていますが、焼額山は、スキー場として開発されていて、いわるゆる「はげ山」状態。


私も冬にはスキーをしていましたし、一面の銀世界と青空が広がる風景に癒されていたので、自然に手を入れて開発することがいけないことだとは思いません。



今まで奥志賀高原の夏山には登ったことがなかったので、はげ山状態が露呈する夏、山がどんな状態になっているのか?


今回はその辺も含めて見に行ってみようと思いました。



 

開放感のあるファミリーゲレンデエリアのお花畑

 


スキー場の下の方は緑の芝生に大きな木が植えられていて、とても心地よかったです。


解放感があふれて、のびのびとくつろげそうな雰囲気!


早速、リンドウ発見!


今回も、私の備忘録のために出会ったお花たちを記録したいと思います。


オヤマリンドウ

オヤマリンドウ リンドウ科 リンドウ属 日本の本州や四国の 亜高山帯の草地などでみられる多年草。 日本固有種。 草丈は高さ20~50cm。 花期は8~9月。

この色も秋を感じさせてくれる色ですね。


近くには、タンポポに似たお花が咲いていて、リンドウの青紫色と黄色のコントラストがきれいでした。



茎が長いので、軽やかに風に揺れる姿に癒されます。


何のお花なのかはわかりませんでした。



解放的な芝生の空間。


空が広くて気持ちいい!



ゲレンデの芝生地帯をほんの数分登ると、お花畑エリアにつきました。



ふもとの方のヤナギランは、種になりかけているものが多かったです。


ここ一面に花盛りだったら、圧巻だったでしょうね。



こんなに素敵な風景ですが、人はほとんどいなくて、花畑を独り占め状態でした。



ヤナギラン

ヤナギラン アカバナ科 ヤナギラン属 北海道から九州の高原の草地でみられ、 伐採跡地や山火事跡地にもしばしば群生する多年草。 海外ではファイヤーウィードという名前がついています。 果実は長さ5~8cmの細長い蒴果で、 熟すと割れ、白色の毛がある種子を出します。 全草を薬用とするほか、 若芽は山菜として利用したり茶の代用にされます。 草丈は高さ1~1.5m。 花期は6~8月。

↑こちらがヤナギランの綿毛。


その他にもたくさんのお花が咲いていました。



マツムシソウ

マツムシソウ スイカズラ科 マツムシソウ属 北海道から九州の山地の 日当たりがよい乾いた草原でみられる二年草。 日本固有種。 草丈は高さ60~90cm。 花期は8~10月。


ウメバチソウ

ウメバチソウ ニシキギ科 ウメバチソウ属 北海道から九州の山地の 日当たりのよい湿地でみられる多年草。 草丈は高さ10~50cm。 花期は8~10月。

私の好きなお花たちばかりだったので、テンション上がりまくりで、花から花へ~


蝶々か妖精になった気分でお花たちを愛でました。




少し登っていくと、ヤナギランが群生してきれいに咲いていました。


今がちょうど盛りで、それはそれは見事でした!




ゴマナの花畑エリアもありました。


それぞれの花たちが、自分たちの楽園をつくっているかのようでした。




スキー場として開発されても、すべてがはげ山にされてしまう訳ではなく、こうやって森林地帯も残されています。


ファミリーゲレンデらしきエリアを抜けると、雰囲気はがらりと変わりました。



 

アサギマダラの楽園

 


そこからは、スキー場でいうと林間コースという感じ。


くねくね道を登っていきます。


その林間コースは、アサギマダラという蝶たちの楽園でした



ヨツバヒヨドリの吸蜜をするアサギマダラ


アサギマダラ 大きさ (前翅長)43-65mm 時 期 4-10月 分 布 (北海道)・本州・四国・九州・沖縄 濃茶色地に青白い斑紋があるアゲハチョウよりも大きなチョウ。 斑紋部分は半透明。 胴体もまだら模様になっている。 平地から山地、高原まで広く見られ、都市部の公園に飛来することもある。 初夏から発生するが、晩夏から秋にかけて見る機会が多くなる。 あまり羽ばたかずにふわふわと優雅に飛ぶ。 移動性が強く、マーキング調査では数百キロも離れた場所で発見されることもある。 本州の北半分や北海道では冬越しできず、毎年、暖地で発生したものが飛来するが、個体数は少ない。 幼虫の食草は、キジョラン、イケマなど、ガガイモ科の植物。 幼虫も成虫も体内に食草由来のアルカロイド系毒物質をもつ。 本土では幼虫で越冬するが、南西諸島では決まった越冬態はもたず、卵から成虫までのすべてのステージで越冬すると思われる。 昆虫エクスプローラーより引用

奥志賀高原では、ほとんどヨツバヒヨドリで吸蜜していました。




アサギマダラは「浅葱色」をしているのでその名がついたそうです。

浅葱色とは 色名の一つ。 JISの色彩規格では「あざやかな緑みの青」としている。 一般に、ややがかった薄い藍あい色をさす。 コトバンクより引用

浅葱色のところが、白っぽく見えたり、青緑色っぽく見えたり・・・


白ではないけれど、何色とも言いにくい色。


それを浅葱色と表したのも素敵な感性だな~と思いました。


とてもさわやかな印象の色です。


アサギマダラのこの絶妙な色とデザイン!

素敵ですよね。



写真の蝶たちはどれもオスです。


見分け方は、横から見た時に、羽の下のところに黒い点があるのがオスなのだそうです。



この林間コースは、ずっと登りのコースで、日陰になるところが少ないです。


かなり汗かいて、へばりました(笑)




休憩しながら、熱中症対策の飲み物を飲み、タブレットをなめて生き返りました。


そんなとき、アサギマダラがすぐ近くまできてくれました。


ぱたぱたと優雅に羽ばたく羽音が聞こえて、まさに楽園!という感じでした。


アサギマダラの楽園に癒され、たくさんエネルギーをいただきました。



ヨツバヒヨドリ

キク科 ヒヨドリバナ属 北海道から九州の山地の草原や 低地の湿った草原でみられる多年草。 全草を薬用にします。 草丈は0.8~1.7m。 花期は7~9月。

だいぶ登ってきました。


いつの間にか、アサギマダラたちのいないエリアに来ていました。


 

さらなる高みへ!アキノキリンソウの共演エリア

 


眺めが良くて、風が気持ち良くて、爽快な気分!


白く見えている道を登ってきました。


泊まったホテルも小さく見えています。


その先は、アキノキリンソウの一面の花畑でした。





アキノキリンソウ

アキノキリンソウ キク科 アキノキリンソウ属 日当たりのよい山地や草原などで 普通にみられる高さ35~80cmの多年草。 花期は8~11月。 全草を薬用とします。



右側のリフト側の斜面には、キオンとゴマナとヨツバヒヨドリの花畑が広がっていました。




この辺りは、黄色と白のお花畑。


ところどころ、ふもとで見た茎の長いタンポポのようなお花の綿毛畑になっていました。



とてもきれいですが、この綿毛の数を見るとすごい勢いで広がっている様子がわかりますね(^_^;)


帰化植物でしょうか? 強いですね!



他の植物たちが負けてしまうのではないか?とちょっと心配になるくらいの旺盛さでした。



ゴゼンタチバナの実を見つけました!


ゴゼンタチバナの実

ゴゼンタチバナ ミズキ科 サンシュユ属(ミズキ属) 北海道・本州・四国の亜高山帯の 針葉樹林内でみられる常緑多年草。 草丈は5~20cm。 花期は6~7月。 実がなるのは9~10月。



アキノキリンソウとアブラガヤの共演エリア。


その先は、木道が続いていました。



木道を歩いていると、山の湿原に来た~という感じです。


広々としていて気持ちいいです。



この小さな池のある所も、冬はゲレンデなのですね。


こんなに自然が豊かなところに人工物であるリフトがあるのが、なんだか不思議な感じがします。


池のそばに真っ赤に色づいている所がありました。


紅葉が始まっていて草紅葉になっているのかな?と思ってよく見たら、



一面のモウセンゴケでした。


モウセンゴケ モウセンゴケ科モウセンゴケ属 北海道から九州の日当たりのよい 酸性で貧栄養の湿地にはえるの多年草。 食虫植物です。 草丈は6~20cm。 花期は6~8月。

モウセンゴケもお花が咲くのですね。

白いかわいらしいお花らしいです。


見てみたいな~と思いました。


イワオトギリ

イワオトギリ オトギリソウ科 オトギリソウ属 本州:東北地方~中部地方の日本海側の 亜高山帯の草原や砂礫地などでみられる多年草。 日本固有種。 草丈は10~20cmほど。 花期は7~8月。

オトギリソウ科のお花たち、かわいらしい妖精みたいで私好きなんです(*^-^*)


おしべがオシャレだと思いませんか?


 

神秘的な雰囲気漂う別世界~稚児池

 


頂上についたら、霧が漂ってきました。


なんだか、幻想的な雰囲気です。


秘密のベールの中を稚児池に向かって進んでいくという感じでした。



オオシラビソの森の中を抜けていくと、急に目の前が開けて稚児池が現れました!



霧が水面を流れていきます。


とても幻想的で厳かな景色。


私たち以外誰もいませんでした。


静まり返った稚児池。



ここだけが違う世界のようでした。


まさに神域という雰囲気です。



ゲレンデのお花畑では赤とんぼをたくさん見かけたのですが・・・


稚児池では赤とんぼは見かけず、大きな黒と青の模様のトンボが水面でチャプチャプ遊んでいるのを見かけました。


すべてのトンボがそうだとは思いませんが、私はトンボは神様のお使いだと感じることがあります。


ここで出会ったトンボもまさにそんな感じでした。



池の周りに白いお花が咲いていました。


私はこのお花に初めて出会いました(*^-^*)

かわいいお花です!


イワショウブ

イワショウブ ユリ科チシマセギショウ属 主に日本海側の亜高山帯の湿地にはえる多年草。 日本固有種。 草丈は、20~30cm。 花期は、8~9月。 細長い茎先に約1㎝前後の白い花を総状にたくさん付ける。 花弁は6枚で、花が終わるにつれて赤くなり実を付ける。 茎に腺毛(粘着物質を出す毛)があることから、別名ムシトリゼンキショウともいう。 葉は長さ約10~30㎝の長細い線形で根生する。 その形がショウブに似ており、和名イワショウブの由来となっている。



イワショウブの腺毛も発見しました!


ふわふわした綿毛かと思いきや、粘着物質を出しているのですね。


とてもかわいらしい清楚なお花で、私のお気に入りになりました!



ワタスゲもまだ少し残っていました。


ワタスゲ カヤツリグサ科 ワタスゲ属 日本(北海道、本州中北部)、東アジア北部-シベリア、ヨーロッパ、北米に分布する。 湿地にはえる多年草です。 花は春に咲き、花被片は花が終わるとのびて、白い綿毛のようになります。 6~8月。

鳥居をくぐり、お参りしました。



鳥居の先には、小さな祠が祭られていました。



夫と、この池の水はどこから来てどこへ行くのかね?と話していました。


どこかから流れ込んでいる形跡も、どこかへ流れていっている流れも見つかりません。


雨水がたまっているのかね?という結論になった途端…



突然、大粒の雨が振り出しました(^-^;


傘を持っていなかったけれど、レジャーシートをカッパ代わりに羽織ってしのぎました。


まるで、こうやって雨がたまって池になるんだよ~!

と、見せてくれているかのようでした。




すぐに雨はやみ、また水面を霧がス~っと走っていきました。


晴れるのもいいけれど、こんな幻想的な景色もいいな~と思いました。


神社と反対岸にある説明版を読むと、



なるほど、雪解け水や雨水で養われている

と書かれていました。


ここが頂上で、2009mの高地にある池なのですね。


静かに、ここだけで営まれている生き物たちの豊かな循環があるのだな~と感じました。



湿原に続く木道を歩きました。


青空が見えてきました。



湿原はすっかり秋の気配がただよっていました。


8月23日。 低地では残暑でしたが、2009mの山の上はもう秋なんですね。




りんどうの紫色が秋の湿原によく映えていました。



 

別世界からの下山に思うこと~お花畑は人間との共同創造~

 

再び、オオシラビソの茂みを抜けて、ゲレンデのお花畑に戻ってきました。




雨上がりの花々は、更にイキイキと見えました。




私の好きなマツムシソウ。


色とりどりのお花たちが咲くゲレンデ。



ゲレンデでなければ、お花畑にはなりません。


このお花畑は、人間と大地と植物たちでつくり上げた共同創造なんだな~と思いました。



そんな志賀高原一帯は、ユネスコエコパークに登録されています。


世界遺産は「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき、手つかずの自然を守ることを原則とする一方、ユネスコエコパークは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的としており、「生物多様性の保全」「経済と社会の発展」「学術的研究支援」の3つの機能を持つ地域が登録されます。 志賀高原ユネスコエコパークと周辺地域は、年間約200万人を超える人々が訪れる、日本有数の観光レクリエーション地です。 1960年代以降にスキー場を中心とした急速な開発が進められてきました。 その一方で、核心地域はほとんど人為の影響がなく、現生的な森林が大面積で保たれており、緩衝地域にも、幽玄な亜高山帯針葉樹林に美しい湖沼や高層湿原が点在しています。 志賀高原ユネスコパークは、これら豊かな自然を活用したエコツーリズムに加え、環境教育にも活用されています。 2020志賀高原パンフレットより

世界自然遺産は知っていましたが、ユネスコエコパークというものがあるのは知りませんでした。


人間と自然の共生


自然を守りつつ、共に調和しつつ、その恵みを堪能しながら積極的に自然と関わっていく


自然とそんなふうに関わっていけたら嬉しいと個人的には思います。



山を下っていくにつれて暑さが戻ってきました。


雨が降ったのは、頂上付近だけだったようです。



オカトラノオ

オカトラノオ サクラソウ科 オカトラノオ属 日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国に分布する。 丘陵地の日当たりがよい草原でみられる高さ60~100cmの多年草。 花期は、7~8月。



こちらがたくさん見かけた赤とんぼです。


赤とんぼにとっても楽園なんだろうな~。


たくさんのお花たち、蝶やトンボたちに出会えました!



奥志賀高原方面から登る焼額山は、急なところもなく、気軽に登ることができる山でした。



むやみやたらに自然を壊してほしくはありませんが、こうやって、ゲレンデにしたところが夏は素敵なお花畑になっていることを知り、とても嬉しくなりました(*^-^*)



予想以上にお花畑が広がっていて、私のテンションは上がりまくりでした!



また、夏のお花畑に会いに行きたいな~と思いました。


他のスキー場の夏のゲレンデにも行ってみたいと思います。



志賀高原ユネスコエコパークは、 長野県(山ノ内町・高山村)と 群馬県(中之条町・草津町・嬬恋村)の 5町村に跨るエリアにより構成され、 上信越国立公園の志賀高原エリア及び菅平エリアに位置します。 日本ユネスコエコパークネットワークより引用

志賀高原ユネスコエコパーク このエリアは、私の好きなエリアです。


バラエティー豊かな自然がたくさんあって楽しいエリア(^^♪

というイメージがあります。



自然の中に行くと、私も地球によって、自然によって生かされている!


そんな思いになり、エネルギーが充電されていきます。

2日目の焼額山の山登りでは、お昼ご飯抜きでした。 (奥志賀高原ではランチをするところが見つけにくい印象があります。 コンビニもありません。 事前に用意しておくことをおすすめします!)


それでも、とても満たされていました。


それは、山の空気や自然から発せられる豊かなエネルギーをたくさん吸い込んで充電できたからかもしれない。


そんなことを密か思った旅でした。

お花の説明は エバーグリーン植物図鑑 から引用させていただきました。





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