情報を受け取る側が注意したい2つのエネルギー的な影響と対処法
情報に惑わされずに自分の望む人生をつくる方法
いま私たちが生きている社会はすっかり情報社会になりました。
スマートフォンなどの普及により、いつでも好きなときにいろいろな情報にアクセスできるようになりました。
とても便利な世の中ですよね。
地の時代であった数十年前とは比べものにならなくらい大量の情報が飛び交っています。
私たちは、それだけ多くの情報にさらされているとも言えます。
5Gが導入され、高速で大量のやり取りがされる社会。
風の時代はさらに情報の量は増えていくことでしょう。
最近では、SNS疲れとか、情報に翻弄されている人たちのニュースも目にするようになりました。
私たちが情報から受ける影響には多大なものがあります。
その影響について考えたことがあるでしょうか?
この記事では、情報から受ける大きな2つのエネルギー的な影響とその対処法についてお話していきます。
①情報によって気分が上下する
情報から受け取る大きな影響の1つ目は「情報によって気分が上がったり下がったりする」ということです。
情報にふれたとき、自分の気分が上がったり下がったりしていることに気づいたことはありませんか?
例えば、パンダの赤ちゃんのニュースを見ているとき。
「うわ~かわいい!この無邪気さに癒される!」と気分が上がるのではないかと思います。 (その人の興味にも関係するので、万人に当てはまるわけではないかもしれませんが…)
かわいい動物の情報や、きれいなお花や自然の情報には、ほっこり癒されて気分が上がる人が多いのではないかと思います。
一方、犯罪や悲惨なニュースを見ているときは、気分が下がると思います。
自分の気分の浮き沈みに意識を向けながら情報にふれていると、気分が上がる情報と気分が下がる情報があります。
気分が上がるというのは、その情報にふれていると
気持ちがいい
穏やかな気持ちになる
清々しい気持ちになる
嬉しくなる
ワクワクする
深く納得できる(腑に落ちる)
あたたかい気持ちになる
など。
ポジティブな気持ちになります。
一方、気分が下がるというのは、その情報にふれていると
心がざわざわする
不安や心配が大きくなる
落ち込む
やる気がなくなる
ヤダ~と思う
怒りがわく
悲しくなる
など。
ネガティブな気持ちになります。
私たちは、日頃それを当たり前のように受け入れています。
でも、そもそも、なんで情報によって気分が上下するのでしょうか?
情報にはエネルギーが乗っている
情報によって気分が上下する要因というのはたくさんあると思います。
ここでは、その中でも大きな要因の1つをご紹介します。
それは、情報にはエネルギーが乗っているからです。
情報には何らかの「意図というエネルギー」が込められています。
私たちはいつのまにか、情報とともにその意図エネルギーを受け取っています。
「これを伝えたい!」と思うから情報として人に伝えているのです。
それが意図エネルギーになります。
例えば、広告には「これを売りたい!」という意図エネルギーが込められています。
広告を見ている人がその意図エネルギーに共鳴すると、「なんか良さそう!買ってみようかな」と思って、店頭でその商品を手に取りやすくなります。
情報番組などで、「これは体にいい!」という情報を取り上げると、店頭からその商品がなくなってしまうくらいの影響力を発揮することもあります。
それがそこに込められている意図エネルギーに共鳴し、それを受け取って行動したということになります。
無意識にふれているSNSの情報にも、発信している人のエネルギーが乗っています。
発信している方がネガティブな気持ちで発信していると、その気持ちが無意識のうちに伝わり、自分の中に入ってきます。
その記事を読んでいるうちに、自分まで暗い気持ちになってしまうことはありませんか?
反対にポジティブな気持ちで発信しているものを見ると、こちらまで気持ちが晴れ晴れしたりスッキリしてくるのではないでしょうか?
そのくらい、情報にはエネルギーが乗っているのです。
自分が無意識にふれた情報に気分を左右される、振り回されるということが気づかないうちに起こっているかもしれません。
情報にふれているときに、自分の気分がどのように動くか、どのように反応しているか?意識を向けてみてください。
ネガティブな情報に反応しやすい
私たち人間は、ネガティブな情報に反応しやすくできていると思います。
ネガティブな情報に反応しやすいということは、身の危険を察知しやすいということにつながります。
そのような情報をいち早く察知できれば、危険を回避して安全に暮らしていけます。
ネガティブな情報に反応しやすいからこそ、人間はこれだけ地球上で繁栄できたのだと思います。
現代の情報社会になっても、そのまま大昔からのDNAが私たちの中に生きづいています。
現代でも、ネガティブな情報とポジティブな情報のどちらが記憶に残りやすいか?と言えば、ほとんどの方がネガティブな情報の方が記憶に残りやすいのではないでしょうか?
人によっても、その反応の度合いは異なると思います。
自分はネガティブな情報に反応しやすいと思うようでしたら、ネガティブな情報を取り入れることは控えめにすることをおすすめします。
対処法:気分が下がる情報にはふれない
まずは、情報によって気分が上がったり下がったりする要因として、
情報にはエネルギーが乗っていて、それも含めて受け取っているのだと知っていること
人間はネガティブな情報の方に反応しやすくできているとわかっていること
が大切です。
それを理解していたら、無防備にむやみやたらに情報にふれるようなことはしないと思います。
気分が上下することがわかっていれば、わざわざ気分を下げる情報にふれる必要はないとわかります。
誰でも、気分よくしている人と一緒にいたいと思います。
いい気分の人がいると、その場があたたかい雰囲気や、穏やかで明るい雰囲気になりますよね。
自分がいい気分でいることは、周りの人のためにもなるのです。
そうであれば、気分を下げる情報にふれることで、自分の気持ちを下げてしまうのはもったいないことだと思いませんか?
気分を下げるすべての情報をシャットアウトすることは難しいでしょう。
だとしたら、自分で選べる情報で気分が下がるようなものにはふれる必要はないのではないでしょうか。
実際、気分を下げるより、気分を上げる方がエネルギーが必要です。
気分を下げてしまうのは簡単ですが、気分を上げるのにはエネルギーが必要ということです。
気分を上げるのが難しいと感じる方は特に、「気分が下がる情報にはふれない」ことをおすすめします。
他の記事でも書きましたが、私は、以前はテレビで悲惨なニュースを見るたびに胸が痛み、気持ちが下がっていました。
そこで、テレビは見たい番組だけ見る!と決めて見るようにしました。
自分のために、悲惨なニュースになったらテレビを消すか、チャンネルを変えるようにしました。
家族が見ている場合は、お願いしてチャンネルを変えてもらうか、私が違う部屋に移動するようにしました。
すると、確実に気持ちが下がる機会は減りました。
その分、気分よくいられる時間が増えて、気持ちの浮き沈みにエネルギーを使わずに済むようになりました。
そのような情報を入れないようにしたことで困っていることは何もありません。
ネガティブな情報でも本当に必要なものは、自然と入ってきます。
ネガティブな情報によって気分を下げる機会が減れば、それだけ穏やかに過ごせる時間が増えます。
自分のエネルギーを創造することに使うことができます。
②情報は思い込みをつくる
情報を得ると、それが自分の思考をつくることになります。
人は、受け入れた情報をもとに考えることになるからです。
そして、それが本当にそうだ!と納得するような出来事が起こったり、それに同意する人が複数現れると、その情報は真実だと確信するようになり、思い込みになります。
例えば、骨を強くしたいと思っている人が、「牛乳を飲むと骨が丈夫になる」という情報を得たとします。
すると、「牛乳=骨が丈夫になる」という思考が自分の中に生まれます。
そして、骨を丈夫にするために、スーパーで牛乳を買って飲んでみるという行動につながります。
他の人が「牛乳を飲むと骨が丈夫になるよね」と話しているのを聞くたび。
他の人が「私が骨粗鬆症にならないのは、牛乳を飲んでいるからです」などという話を聞くたびに、牛乳を飲めは骨が強くなるという思考は確信へと変わっていきます。
そして、その情報は自分にとって真実になります。
自分の中の思い込みになるのです。
思い込みというのは、自分にとっての常識です。
それをもとに行動することになります。
それをもとに自分の世界をつくっていくことになります。
もう一つ、情報が思考になり→思い込みになり→行動につながり→自分の世界をつくっていくことになるという例をあげたいと思います。
「仕事というのは苦労するものなのだ」とか「苦労しないとお金は稼げない」という情報を読んだり、聞かされる機会があり、それを受け入れると、それが自分の思考になっていきます。
「仕事というのは苦労をするのが当たり前」 「苦労しないでお金を稼ぐなんてありえない」
そんなフレーズを聞くたび、目にするたびに、その思考は確信へと変わっていきます。
そして思い込みとなります。
自分が仕事に就くときには「仕事というのは苦労するものなのだ」「苦労しないとお金は稼げない」という思い込みのもと就職活動をすることになります。
すると、実際に苦労するような仕事を無意識に選ぶことになります。
そして苦労をする仕事をしながら、やっぱり「仕事というのは苦労するものなのだ」「苦労しないとお金は稼げない」そういうものなんだ!と確信しながら、それを体験する世界を自分でつくりあげます。
反対に、「仕事というのは自分を表現できる楽しいものだ」
「仕事は自分が成長できるうえにお金をいただける」
という思い込みを持っていたら、仕事は楽しいものになりますし、苦労ではなく成長できる機会やチャレンジだととらえて前向きに取り組むものになるでしょう。
思い込みが人生をつくっていきます。
その思い込みによって、自分の見る世界は変わります。
それだけ、どんな情報を取り入れて自分の思考とし、思い込みにしていくのかは大切なのです。
感情がネガティブな方向に動く情報ほど、本当にそうなのか?それを信じていいのか?思いこんでいいのか?確認することが大切なのだと思います。
そして、ひとつの方向だけでなく、思いつく限りのいろいろな方向からその情報について考えてみることも情報がさらに加速するこれからの時代を迎えるにあたって、情報を扱う上での練習になるのではないかと思います。
対処法:思い込みを書き換えて、望む情報を取り入れる
情報が思い込みをつくるという観点からも、気分が下がる情報には注意が必要です。
先ほど例にあげた、「仕事というのは苦労するものなのだ」とか「苦労しないとお金は稼げない」という情報も、気分が下がると思いませんか?
私は「え~仕事って大変なんだ!やだな~」と思い気分が下がります。
そのような情報を聞いていたら「仕事=大変、嫌なもの、苦労」という図式が頭の中にでき上がってしまいそうです。
さらには「仕事=大変、嫌なもの、苦労 → 大人になりたくない」などという変換も起きてしまいそうです。
このような図式が頭の中にでき上がり、思い込みになれば、本来はうまくいくものもうまくいかず、楽しいものも楽しく感じられなくなってしまいます。
なぜなら、このような図式が自分の中にあると、苦労の多い仕事を選びやすくなってしまうからです。
もし仮に「社会に出て仕事をしてみたら、そんなに大変じゃなかった。けっこう楽しいかも」と思ったとしても、そう思ったときに罪悪感が生まれ、自分を責めてしまう可能性があるのです。
葛藤が生まれるのです。
みんな苦労して仕事してお金を稼いでいるのに、私はこんなに楽をしていていいのだろうか?
大変な思いをして働いている人たちに申し訳ない。
もっと頑張らなくちゃいけないのではないか?
そんなふうに後ろめたさを感じて無理をしてしまい、「仕事=大変、嫌なもの、苦労」という図式どおりの現実をつくろうとしてしまうと負のスパイラルに入ってしまいます。
日本の社会ではこういうことがよく起こっているのではないかと思います。
ラクだったら、ラクでいいのです。
楽しければ、楽しいでいいのです。
自分の思い込みの図式と違ったら、図式を書き換えていってください。
自分の思い込みなのですから、自分で書き換えができます。
というより、自分でないと書き換えができません!
たとえば、仕事が思ったよりも楽しかったら、
仕事=大変、嫌なもの、苦労 ↓ 仕事=思ったほど大変じゃない、嫌じゃない、苦労って感じではない、楽しいかも
そのように書き換えると意識してください。
すると、仕事に対するポジティブな情報がやってきやすくなります。
ポジティブな情報を得たら、仕事に対する意識も変わると思います。
ポジティブな前向きになれる情報を思考に入れてさらに書き換えてください。
仕事=楽しい、達成感がある、チャレンジして成長していける、やりがいがある
そんなふうにポジティブな図式に書き換えてください。
「図式を書き換える」と意識するだけで書き換えることができます。
できれば、就職活動をする前にこのような図式ができていると、仕事も収入も理想に近い仕事を引き寄せやすくなると思います。
このように、ネガティブな思い込みに気づいたら、自分が望むポジティブな情報を得て思い込みの図式をどんどん書き換えていってください。
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思い込みを手放す方法はこちらの記事でも書いています。
まとめ:自分が望む人生をつくるための情報を取り入れよう!
情報から私たちが受ける2つの大きな影響とその対処法についてみてきました。
情報から受ける影響を知り、対処法を実践していけば、情報に惑わされずに自分の望む世界をつくることができます!
日頃何気なくふれている情報が、こんなにも大きな影響を私たちに与えているのです。
それゆえに、どんな情報を自分の中に入れるのか?
情報の取捨選択が大切になってきます。
いろいろな情報が飛び交う世の中で、私たちは情報とはどういうものなのか?どんな傾向があるのか?を知ることがますます大切になってきています。
そのうえで、自分の世界をつくっていくために、どんな情報を自分の思い込みとして選んでいくのか?
どんな情報を自分の思い込みとして採用したら、自分の望む素敵な世界がつくっていけるのか?
そんな視点で、情報を取捨選択し、受け取っていくことが大切なのではないかと思うのです。
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